STAND UP!!の組織体制
1.メンバー(サバイバー)
39歳以下でがんに罹患した経験のある、または闘病中の方
主にイベントへの参加、交流会などを行っています。メンバーの皆さんが参加し易い雰囲気ですので、まずは一度ご参加ください!!
活動は東京が中心ですが、地方メンバーの方も地方交流会やメンバー用サイトでの交流、定期的に開催しているチャット会にもご参加いただけます。
●運営委員:メンバーの中で団体運営に携わりたい方
若年性がん患者支援について話し合って、実行していくメンバーです!!運営委員は若年性がん患者支援に関して「何かやりたい!」と思った人の集まりです。
メンバー(サバイバー)の方で一緒に活動してくれる仲間を募集しています。
運営会議は定期的に実施しています。入会後に興味のある方は是非ご参加ください。
2.サポートメンバー
若年性がん患者(メンバー)以外の方で、団体のサポートを一緒に行って頂ける方
団体の活動をサポートしてくださる方々です。
「若年性がん患者ではないけれど、何か手伝いたい!」という声をいただき、サポートメンバーが誕生しました。若年性がん患者の家族から、がんとは関係のない方までさまざまな職種や年齢の方が集まっています。病院へのフリーペーパー設置連絡、団体への問い合わせや入会希望者への対応を手伝っていただいております。
3.フリーペーパーメンバー
団体の活動に賛同されフリーペーパー購読を通じて団体へご寄付頂ける方
団体の活動に賛同され、資金面でサポート頂ける方やフリーペーパーの購読をされている方々です。
フリーペーパー最新号が発行された際には、メーリングリストから年に1度お知らせが届きますので、継続的にご支援いただける方は再連絡いただければ幸いです。
代表・副代表、創設者からのご挨拶
新代表:熊耳宏介
皆様の温かいご支援、ご協力がすべての源ではございますが、創設者(ファウンダー)の松井さん、鈴木さんの2人の出会いから始まった活動の輪は、どんどん広がり、若年性がん患者団体としては他に類を見ない程、大きな団体へと成長いたしました。
私の使命はこの輪を途切れさせることなく、「がん患者には夢がある」をスローガンに、現在闘病中の方へ「一人じゃないよ」というメッセージを届けていくことだと考えています。
罹患当初は不安で、不安で、インターネットで情報を集めましたが、私が欲しかったのは治療法や治癒率などではなく、「病気を克服して、元気に生活している人がいるのか?」この1点でした。そこで、私達が「がんの先輩」として情報を発信しようと始めたのがこの活動です。AYA世代のがんについては、退院後も復学・就職・恋愛(妊孕性)等の悩みや不安がありますが、私たちの団体には様々なことを経験し、乗り越えてきた先輩がたくさんいます。フリーペーパーは毎号10人の体験談が記載されていますので、現在闘病中の仲間たちに少しでも希望を与えられればと願っています。
副代表:水橋朱音
がん罹患後も後遺症や学業、恋愛、友人関係などたくさんのことで悩みました。なかなか一歩を踏み出せず自分らしく生きていけないとき、同じようにがんを経験した仲間たちに背中を押してもらいました。がんになったからといって諦めなくてもいいと先輩たちに教えてもらいました。全国には小児・AYA世代のがん患者がたくさんいます。
「ひとりじゃないよ、仲間がいるよ」STAND UP!!の存在、そして活動が、少しでも自分らしく生きていくきっかけになるように、あたたかさと愛情を大切に今後もみなさまとともに継続していきたいと思っています。
創設者(ファウンダー):松井基浩
『僕たちがん患者には夢がある』 がんとの闘いというのはやはり誰にとっても辛く、大変な経験です。しかし、がんになった経験というのは私たちにしかできないとても貴重な経験なのだと思っています。だからこそがんと向き合った人たちにしかわからないこと、できないことがあると思います。そして、そんな経験をして、抱いた夢…「医療関係者になりたい」「人の助けになりたい」・・・そんな夢は今から20年後、30年後の将来、きっと多くの人の助けになると思います。だから私たちは現在治療中の人が将来の夢を持てるように、夢を持っている人は夢がかなうように全力で応援していきたいと思っています。そしてフリーペーパーは若年性がんと闘う人たちが少しでも前向きに治療を受けられるようにと願い作成しました。作成にあたっては、治療中にもかかわらず協力してくださった方々を含め多くの若年性がん経験者の方々が賛同してくださり、ご協力をいただきました。今後も私たち若年性がんと向き合った者同士協力して、そして私たちの経験を大いに活かして、若年性がんと闘う人たちが前向きに、夢の持てるような闘病環境に変えられるような活動を広げていけたらと思っています。
創設者(ファウンダー):鈴木美穂
「がんになったって、明日を夢見て生きていこう!」 そんな思いを込めて、フリーペーパーを作りました。がんになったって人生終わりじゃない。その先の人生を、希望に満ちた輝いたものにすることはできると思うんです。でも、そう思えるようになったのは闘病を始めて時間が経ってからのこと。最初は、「がん=死」のイメージにとても苦しみました。「私の人生、このまま終わってしまうのか・・・」と何度も心が折れそうになり、うつらうつら意識が遠のく中、三途の川を渡る夢をよく見ていました。同じ病院に自分のような若いがん患者は見当たらず、数ある患者会に出席する勇気もなく、自分の進んでいく道が全く見えませんでした。そんなどん底の中、フリーペーパー1号の中にも登場する曽我千春さんの存在を知りました。同じ病気を乗り越え、闘病経験をプラスに変えて生きる彼女の姿を見て、視界が開けていくのが分かりました。それを封切りに少しずつ「がん友」ができ、今でも私にとって大きな励みになっています。「一番苦しいときに知ることができていれば、もう少し前向きな気持ちで闘病できたかもしれない。それなら、そのときに知りたかったことを凝縮して、後に続いて闘病する人に届けたい。」その思いが原動力になりました。がん。苦しいときも悲しいときも痛いときも不安なときもあるけれど、ここにたくさんの仲間がいます、みんなで支え合いながら、一生懸命立ち上がっています。決してひとりではありません。あなたが明日を夢見て生きる力になりますように。